農園で一番高い丘の上から眺める景色はまるで色彩のモザイクです。褐色、緑色、黄土色、黄色がちりばめられた見事な景色が広がっているからです。松、ネズミサシ、ビャクシンなどの地中海性樹木やローズマリーなどのハーブが生い茂る自然豊かな地で、ブドウ栽培を行っています。さらに、オリーブ、アーモンド、ラベンダー、穀物も栽培していますが、すべてサステナブルかつオーガニック農業を実践しています。
農園
私たちが考えるサステナブル農業とは自然環境を最大限に尊重することです。つまり自然環境の脅威になるようなことをしないことです。畑は自然環境全体の一部だと考え、無機肥料(化成肥料)、除草剤、土壌を侵食する物質、さらに浸透性殺菌剤は使用していません。また、水の使用は必要最小限にしています。害虫対策には、敷地に存在する天然のツール、つまり天敵となる生き物や、あるいはフェロモンを使った罠(交信錯乱)を利用しています。
このような農業実践により育ったブドウの風味は、マスト、ワインへと引き継がれ、その結果、パーソナリティを持つワイン、テロワールを持つワインができると信じています。