ブドウ品種: メルセゲラ(バレンシア地方固有品種)50%、シャルドネ25% 、 ピノ・ノワール25%
ブドウ畑: 粘土質・石灰質土壌。標高750m。土壌が層をなし、また粒状なので、水はけがよい。沖積土壌(流水により土砂等が積み重なった土壌)は様々な土壌テクスチャがあり、ワインに複雑さとミネラリティを与える。サステナブル農業(2022年ビンテージよりオーガニック栽培認証)。標高750m。
収穫: シャルドネ、ピノ・ノワールは9月前半、メルセゲラは9月後半。ブドウ畑で選別しながら手摘みで収穫。容量10kgの箱使用。
醸造・熟成: 収穫後、温度3℃の冷蔵室でブドウを房のまま24時間冷却。その後、ダイレクトプレス(除梗も破砕もせず房のまま圧搾)。ダイレクトプレスは果実の質を保ち、酸化や浸汁を防ぐのが目的。8度で48時間マストを静置し、重力により固形物を沈殿させ、オリ引き。その後、品種ごと野生酵母で発酵。発酵初期は17℃、後期は22℃まで温度を上げる。マロラクティック発酵なし。ステンレススチールタンクで4ヶ月間定期的にバトナージュを行いながらオリと共に熟成。
ボトリング: 2023年2月
アルコール度数: 13%
生産本数: 15000本
テイスティングノート:
外観・ストローイエロー。グリーンがかったエッジ。澄んでいて、輝きがある。
香り・白い花、白い果実、核果(アプリコットや黄色いスモモ)、その奥に柑橘類も感じる。
味わいと口中香・フレッシュで、クランチー。口中香に、刈り取ったばかりのウイキョウ、タイム、その後に雨後の森林の香りを感じる。快く、長い余韻。
マリアージュ: ワインのみ、あらゆる種類の魚介類、鶏肉等の白身の肉、サラダ、野菜炒めやグリル、パスタ、魚介類の米料理、生のフルーツ、ドライフルーツ。
サービス温度: 8 ~10ºC
賞・評価: