ブドウ品種: メルセゲラ(バレンシア地方固有品種)50% 、シャルドネ50%
ブドウ畑: 粘土質・石灰質土壌。標高750m。土壌が層をなし、また粒状なので、水はけがよい。沖積土壌(流水により土砂等が積み重なった土壌)は様々な土壌テクスチャがあり、ワインに複雑さとミネラリティを与える。
ブドウ栽培: サステナブル&オーガニック栽培(2022年ビンテージよりEU公式オーガニックワイン認証)
収穫: 9月前半、ブドウを選別しながら手摘みで収穫。容量10kgの箱使用。収量4800L/Ha。。
醸造・熟成:
温度3℃の冷蔵室でブドウを房のまま24時間冷却。ダイレクトプレス。野生酵母による発酵。発酵温度は17℃、期間は2週間。自発的MLF。仏オーク500L新樽でオリとともに3か月間、その後2000Lのフードルで3か月間熟成。ボトリングの前に、ブレンドが行われるが、その際、サンブラス式「*ソレラ」(15%)が加えられる。
*「サンブラス式ソレラ」について
2008年から毎年2000Lのオークのフードルにブランコを足してきました。そして、毎年一部が抜かれ、その年のビンテージのブランコにブレンドされます(ブレンド比率約15%)。このブレンドにより、ビンテージによる影響が抑えられ、サンブラスのテロワールがより前面に出ると考えています。醸造責任者曰く「古酒が若いワインに持ち味を与える」。
ボトリング: 2019年4月 アルコール度数: 13,5% 生産本数: 4000本
テイスティングノート:
外観・全体的にストローイエローで、ゴールドのきらめきが見える。/香り・上品。アーモンドやサンザシの白い花、核果、柑橘類を思い起こす香り。バルサミコの香り、スパイス香も感じる。パンや乳製品の香りは主に「ソレラ」がもたらしている香り。/味わい・アタックはフレッシュで、バランスがよく、適度な酸味を感じる。やさしく、フルーティーで、クリーミー、そして、コクがある。「ソレラ」がボリュームと複雑味を与えている。そして、スパイシーで、ほんのり苦味を最後に感じ、素晴らしい余韻が長く続く。
マリアージュ: ワインのみ、あらゆる種類の魚介類、鶏肉等の白身の肉、 パスタ、魚介類を使った米料理、生のフルーツ、ドライフルーツ、ナッツ類 。
サービス温度: 複雑な香りを楽しむためにあまり冷やさず、通常の白ワインより少し高めの温度(12℃ぐらい)をお勧めします。
賞・評価:
(2015ビンテージ)
94 Pts
Download pdf