品種: ガルナチャ100%
畑を取り巻く環境: ガルナチャが栽培されている「トリジェロ」畑は、昔農園を流れていた川跡に隣接しており、また、畑を囲むかのように丘、オリーブ畑、アーモンド畑が並ぶ。
土壌: 丸石、礫がふんだんにある粘土質シルト土壌。標高750m。土壌が層をなし、また粒状なので、水はけがよい。沖積土壌(流水により土砂等が積み重なった土壌)は様々な土壌テクスチャがあり、ワインに複雑さとミネラリティを与える。
栽培: 垂直あるいは水平コルドン仕立て。収量2850L/Ha。 サステナブル農業。
収穫: ブドウを選別しながらの手摘み。10月第一週目。
醸造: 収穫後、冷蔵室でブドウを9度に冷却。その後、一部除梗、破砕はせず、ステンレスタンクに移す。自然酵母による発酵で、醸し発酵期間は17日間。醸し中は、やさしくバトナージュのみ行い、その他の介入はせず。フリーランワインのみ使用。500Lのフレンチオーク樽でマロラクティック発酵。容量2000Lのフードルにて八ヶ月熟成。軽くろ過。
ボトリング: 翌年7~8月
生産量: 3500本
テイスティングコメント:
色・ ガーネットに近い赤、淡い色調。
香り・ 強く、フルーティー、森の中で自生の芳香性のあるハーブを思い起こす香り、ほんのりスパイス香。
味わい・ フレッシュで、生き生きとした酸を感じる。ジューシーで広がりがあり、フィニッシュに柔らかなタンニンを感じる
マリアージュ: 青魚。また、ラム肉、鶏肉、赤肉料理、特に、炭火焼きやオーブン焼き(同じく炭火あるいはオーブンで焼いたピーマンやなすを添えるのが、サンブラスのオススメ)。
保存についてのアドバイス: すでにおいしく飲めますが、15度以下で適切に保存されれば数年楽しめます。
アルコール度数: 14~14.5%
サービス温度: 15~16度
賞・評価:
(2019ビンテージ)
95 Pts
Gilbert & Gaillard
Decanter World Wine Awards 2021